（写真は本文とは関係ありません。）

ミスタージャイアンツ長嶋茂雄さんが亡くなりました。バス運転手のSさんは、私と顔を合わせた途端に「泣きましたー・・・」と。いかにも少年野球の指導者らしい一言でした。特別な長嶋ファンでない私も、昭和がまた１つ消えてしまった寂しさを感じずにはいられませんでしたが、同時に幼い日の記憶が蘇りました。

野球選手の絵本をもっていたのですが、その中に若き日の長嶋選手の姿がありました。たしか「ウシワカマルミタイダネ」という一文があったのです。約６０年を経て「牛若丸」の響きが蘇るなんて驚きでしたし、絵本の重みを実感した次第です。

表には見えないかもしれないけれど、こども心の深いところに宿るもの、絵本はそれを与えてくれているのでしょう。保護者の皆さん、こどもたちが興味をもつ絵本に、幼い今だからこそ出会わせてやってください。